好きな色はありますか？　そして、苦手な色はありますか？

　鷹は茶系が一番好き。苦手なのは・・・赤。
　そう、カネコ系を着ているのに、赤が苦手なのだ。

　好きな茶色も、苦手な赤も、カネコ系を着始める前から。
　小さい頃から「赤は女の子の色」って言われるのが大嫌いで。青とか黄色とか緑とか、そういう色の小物が好きだった。クレヨンや色鉛筆は、青と緑の減りが早かった様に思う。

　今思えば、母も赤があまり好きではなかったのだろうか。
　母は器用でワタシの子供の頃の服はほとんど母が縫っていたのだけれど、思えば「子供の定番」とも言うべき赤い服はあんまり記憶にないのだ。写真に残っている赤い服も、渋い色だったり深い色だったり。はっきりした赤の物がない。

　自分で服を選ぶ様になって初めて、自分に濃い青系の色が似合わない事に気付いた。なんだか顔が地味に見えるというか。
　この頃やっと、「好きな色と似合う色が別な事もある」って事に気付いた事になる。

　似合わないと思うのはグレー、濃い青。要するに肌が黄色いのだ。
　どんなに焼かない様に気を付けても、憧れている透き通る様な白い肌には程遠い。薄く桃色掛かった友達の肌の色がとても羨ましかった思春期の頃。
　茶系の服ばかり来ていた学生の頃。
　社会人になって可愛い系のお洋服ばかりを選ぶ様になって。

　そして今。
　ワードロープのほとんどがカネコ系のお洋服になってしまった今も、赤、ピンクの服はほとんどない。地の色は勿論、柄の色にいたっても、だ。
　赤とピンクは、ワタシにとって永遠の女のコの色。
　自分のキャラクターにはあわない気がして。だから苦手な色なのかもしれない。
　特に赤については、２・３年前まではロゴの赤だけでも入っていたら買わないくらい、それくらい苦手な色だった。

　けして特別にくまやうさぎ、いわゆる“キャラクター物”と呼ばれる柄が好き、という訳ではないのだけれど、赤が入ってないプリントとなるとどうしても動物の柄が多くなってしまう。茶系は元々好きな色だし、あわせやすい事もあって茶系のアイテムが増えて行く。
　気が付いたら、随分茶系の物が多くなってしまった。

　こんな鷹なので、なかなか「これ！」という柄には巡り合えません。
　でもだからこそ、本当に気に入った柄が出た時には嬉しいのだけれど。

　願わくば、全ての人達が、自分の中にある理想のプリントに出会えます様に。沢山の色達が、それを愛する人達に巡り合えます様に。

2000/01/07