暇な時とか、「ひとりファッションショー」をして遊ぶ事がある。
　「ファッションショー」とは言っても、自分の持っているお洋服をとっかえひっかえして、鏡に映してコーディネイトを楽しむというだけのひとり遊びなのだけど。

　実際に出掛ける時って、どうしてもある程度コーディネイトが決まってしまっている感じがある。時間もないし、あまり冒険も出来ないから。
　鏡に全身を映してみるのって、本当に大事。
　後ろ姿のチェックだって重要。
　でも、忙しい時ってついついチェックがおろそかになっちゃう事もある。

　だけどお家の中でひとりなら、時間もたっぷりある。色んな事が出来る。思いも掛けない様な組み合わせが見つかる事もある。
　褒めてくれる人がいないのはツマラないけれど、だけど、忘れないで。自分を一番厳しく見られるのも自分だって事。

　いい感じの組み合わせが見つかったら、心の中にストックしておく。
　突然のお出掛けの時にも、時間を掛けずに可愛いコーディネイトで出掛けられる様に。

　ただし、夏の間はしない。
　家にはクーラーがないので、カーテンを閉め切ってカネコ系のお洋服を着たり脱いだりなんて、ある意味かなりキツイから。これが、ある程度普段のコーディネイトにも響いてくる気がする。ストックがなくなっちゃうって事だからね。
　だから、夏はちょっとツマラない。
　コーディネイトはある程度決まってきてしまうし、何よりもいつもより気合いが足りないのだ。
　だって、“見た目の可愛さ”よりも“見た目の涼しさ”を優先させなきゃいけない事もある。自分では暑いのを我慢出来ても、相手も我慢出来るかは判らないし。

　この、「ひとりファッションショー」にはひとつ欠点がある。
　お洋服を色々広げて、着たり脱いだりするのは本当に楽しい。
　でも、・・・片付けるのも自分(^^;。ちょっとだけ空しい。

　でも、それでも。
　はやく秋にならないかなあ、と思う。

1999/07/31