「カネコ系ってなあに？」

　中には、どこからか迷ってきてしまっている方もいるかもしれません。
　だから、その言葉が判らないひとに向けての、少しだけの、説明。

　一番簡単に説明するのならば、見た目の事。
　沢山のフリルやレース、リボンで飾られた、丈の長いスカートを何枚も重ねる。
　そんなデザインのお洋服。
　森尾由美さんや、宮川花子さんが着ているそれがカネコ系と呼ばれるお洋服だと言えば判りやすいと思う。

　でも、“カネコ系”はそんなに簡単じゃない。
　可愛いだけじゃない。それがまた素敵。
　デニムのブルゾンや、ツイードのジャケット。
　ハードな、もともとは“男物”だった素材に、柔らかな綿のスカートやワンピースを合わせる。そんなミスマッチ。
　そうかと思えば、パーティに着る、黒の服。パールのロングネックレスを飾って着る様な、そんな服。
　ワタシ達の中にある、少女の部分と女の部分、日常と非日常、それらすべてを飾ってくれる、それが“カネコ系”だと鷹は思う。
　ワタシは、自分が可愛いと思った、素敵だと思ったものを着たい。それが自分らしさだと思うから。

　「何が“カネコ系”か？」に対する考え方は千差万別で、それこそ人によって違う。
　つまり、誰かが“カネコ系”と思っているお洋服が、他の誰かにとってはそうじゃない、という事があるという事。

　でも、だからと言って、誰が正しくて誰が間違っている、という、そういう話じゃないとワタシは思うし、思いたい。
　第一、そんな議論をするには、このお洋服は素敵すぎるよね。

　このページを読んで、少しでも興味を持ってもらえたなら。もっと知りたいな、と思ってもらえたのなら。
　ワタシのお洋服話のページや、インターネットにちりばめられた様々な素敵なサイトで、もう少しだけワタシ達の話を聞いてくれたら、とても嬉しいのだけど。

2000/05/19
2000/06/12・加筆修正